教育・文化分野で続く地域支援|エネオスベトナムの社会貢献活動

ベトナムでは、経済発展が進む一方、地域によっては教育環境や文化に触れる機会に差があります。現地で事業を展開する企業にも、地域社会の課題に目を向け、継続的に関わっていく姿勢が求められています。

エネオスベトナムは、エネオスグループのベトナム現地法人として、石油・エネルギー分野を中心に事業を展開しています。事業活動と並行し、地域や次の世代を支える社会貢献活動にも取り組んできました。

本記事では、学校や施設の整備、奨学金による教育支援、児童文学や音楽文化への協力など、エネオスベトナムを中心にエネオスグループがベトナムで進めてきた社会貢献活動を紹介します。

目次
  1. 長期にわたる社会貢献活動
    1. 学びを支える施設整備と奨学金
    2. 児童文学を育む「Doa Hoa Dong Thoai(ドアホアドントアイ)」
    3. ベトナム国立交響楽団への継続的な支援
  2. 基本情報・参考資料
  3. まとめ

長期にわたる社会貢献活動

エネオスグループの取り組みには、長年にわたって続けられている活動があります。支援の方法や対象を変えながら、ベトナムの地域社会との関わりを重ねてきました。

ここからは、それぞれの活動がどのように展開されてきたのかを見ていきます。

学びを支える施設整備と奨学金

画像引用元:「エネオスベトナム」公式サイト

エネオスグループは2002年から、ベトナム各地で教育に関わる支援を続けています。ディエンビエン省のムオンファン小学校をはじめ、ハナム省、ハティン省、クアンチ省、タイグエン省、バリアブンタウ省などで、学校や幼稚園の建設、校舎の改修や教室の増設に取り組んできました。

支援は教育施設にとどまらず、枯葉剤被害者のためのリハビリテーション施設にも及びます。施設整備と並行して進められてきたのが、学生への奨学金です。2024年までにエネオスグループの奨学金を受給したベトナム人学生は217名にのぼりました。

児童文学を育む「Doa Hoa Dong Thoai(ドアホアドントアイ)」

画像引用元:「エネオスベトナム」公式サイト

「Doa Hoa Dong Thoai(ドアホアドントアイ)」は、エネオスグループが日本で続けてきた童話創作活動を背景に、2018年にベトナムで始まった児童文学創作コンテストです。現在はエネオスベトナムの支援のもと、Bac Cau(バックカウ)基金が主催し、在ベトナム日本国大使館の後援、Kim Dong(キムドン)出版社の協力を得て運営されています。

2025年の第8回には、ベトナム全土に加え、海外に暮らすベトナム人からも応募があり、1,604名から4,161作品が寄せられました。創作を学ぶワークショップ「But Ke Ta Nghe(ブットケータンゲー)」も開催され、作品の募集とあわせて、物語を書くための学びの機会が設けられています。

入賞作品は毎年、作品集「Doa Hoa Dong Thoai」として出版され、2025年版には17作品が収録されました。作品集の販売による収益は、ベトナムで読書文化を広げる活動や奨学金に活用されています。創作を学ぶ機会から作品の発表、その収益を生かした支援へとつながる仕組みも、このコンテストの特徴です。

ベトナム国立交響楽団への継続的な支援

画像引用元:「エネオスベトナム」公式サイト

エネオスグループとベトナム国立交響楽団(Vietnam National Symphony Orchestra、以下VNSO)との関わりは、2018年の日本公演への支援から始まり、翌2019年にはシーズンスポンサーへと発展しました。一度の公演への協力にとどまらず、年間の活動を支える形へと支援の幅を広げています。

ベトナムでの関わりを示す一例が、2022年にハノイ歌劇場で行われたエネオスベトナム設立5周年記念コンサートです。VNSOが演奏を担ったこの公演には500名を超える来場者が訪れました。2026年シーズンにも支援企業としてエネオスベトナムの名があり、日本公演をきっかけに始まった協力は、現在もVNSOを支える取り組みとして受け継がれています。

基本情報・参考資料

画像引用元:「エネオスベトナム」公式サイト

まとめ

エネオスベトナムは、ベトナムでの事業活動と並行し、教育や文化に関わる社会貢献活動を続けてきました。学校や施設の整備、学生への奨学金から、物語を生み出す場や音楽活動への協力まで、支援の形は多岐にわたります。

長年にわたって積み重ねてきた活動を通じ、地域社会との関わりも広がりました。事業に加えて教育や文化を支える取り組みを継続してきた歩みは、エネオスベトナムとベトナム社会との長い関係を映し出しています。